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八坂神社(京都)の見どころとご利益とお守り

八坂神社(京都) 京都の神社仏閣と観光スポット

八坂神社(京都)の見どころとご利益とお守りを紹介しているページです。

京都で生まれ育ったsinsiです。

幼少期に2度も生死の間をさまよいながらも、神様や仏様のご利益・ご加護をいただいて、60年以上京都で平穏に暮らしています。

京都の八坂神社は、sinsiも大好きな神社で何度もお詣りに行っています。

それでも行くたびにいろいろな発見がある懐の深い神社です。

京都 八坂神社はどんな神社?祇園社の総本社

京都の八坂神社は、全国に約2,300社ある祇園社の総本社です。

京都では、親しみを込めて『八坂さん』、『祇園さん』と呼ばれています。

八坂神社は、日本神話で最強のスサノオ命を主祭神としてお祀りしている神社です。

境内には、国宝や重要文化財がたくさんあって、見どころも満載です。

多くの摂社末社もあり、様々なご利益が授かれてお守りや御朱印の種類も豊富です。

京都 八坂神社の歴史とご利益

八坂神社の歴史については、社伝に2つの説があります。

一説では、876年に円如(えんにょ)と言うお坊さんがお堂を建立しました。

同じ年に、京都の東山の祇園林に天神(祇園神)が降りたことに始まるという説。

もう一つは、656年に朝鮮半島の高句麗から来日した伊利之使主(いりしおみ)が、牛頭山(ごずさん)に座した素戔嗚尊(スサノオノミコト)をお祀りしたという説です。

どちらかと言うと、円如のお堂の説が有力です。

八坂神社のご利益で最も有名なのは、『疫病消除』『病魔退散』です。

疫病は、疫神や怨霊によって流行すると思われていました。

山鉾巡行で有名な『祇園祭』は、八坂神社のお祭りです。

祇園祭は、『祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)』と呼ばれていました。

祇園御霊会によって、疫神や怨霊を鎮めて疫病消除や無病息災を祈ったのです。

京都 八坂神社の御祭神 スサノオ命

京都の八坂神社の主祭神は、素戔嗚尊 (すさのをのみこと=スサノオ命)です。

八坂神社はじめ全国の祇園社では、スサノオ命は牛頭天王(ごずてんのう)と同一神とされています。

牛頭天王は、元々は祇園精舎(ぎおんしょうじ)の守護神で、仏教の神様です。

祇園精舎は、お釈迦さまがスダッタという支援者から寄贈された寺院です。

スサノオ命は、日本神話では、太陽神の天照大御神(あまてらすおおみかみ)、月神の月読命(つくよみのみこと)と共に三貴子と呼ばれる三兄弟の神様です。

スサノオ命は、天照大御神が統治する高天原で乱暴を働き追放されます。

高天原を追放されたスサノオ命は、新羅の曽尸茂利(ソシモリ)に降臨しましたが、ここはイヤだと言って、日本の出雲の国に行きました。

スサノオ命と牛頭天王が習合したのは、『ソシモリ』『ソシマリ』は、朝鮮語で牛頭や牛首を表すからだという説があります。

しかし、『スサノオ命=牛頭天王』となったという説はいろいろあって、定説は確定していません。

スサノオ命(牛頭天王)と蘇民将来

八坂神社の御利益が『疫病消除』だというのは、スサノオ命(牛頭天王)と蘇民将来の神話が影響しています。

牛頭天王が、竜宮城への旅の途中で日が暮れたために、村で一番裕福な巨旦将来に一夜の宿をお願いしました。

しかし、巨旦将来は、すげなく断りました。

仕方なく、牛頭天王は、巨旦将来のお兄さんの蘇民将来の家に行きました。

心の優しい蘇民将来は、すごく貧しくて生活が苦しいのに、粟のご飯を炊いて牛頭天王をもてなしました。

牛頭天王は蘇民将来に、茅の輪(ちのわ)の護符を腰につけるように言いました。

数年後、この村に疫病が流行りました。

腰に茅の輪をつけていた蘇民将来の家族を除いて、村人は全滅してしまいました。

蘇民将来の家族は、生き残って益々繁栄したということです。

祇園祭の時、それぞれの山鉾で厄除け粽(ちまき)が授与されます。

厄除け粽には、『蘇民将来子孫也』と書かれた護符が付いています。

これは、茅の輪をつけて難を逃れ繁栄した蘇民将来にあやかって、
『私は、蘇民将来子孫です。
疫病や災難から逃れられますように。

と言う意味が込められています。

ちなみに、牛頭天王は蘇民将来の家に泊まった後、竜宮城で頗梨采女(はりさいじょ)と結婚し、七男一女の王子(八王子)を授かったそうです。

スサノオ命のご利益 疫病消除だけじゃない

先ほども書いた通り、八坂神社のスサノオ命(牛頭天王)のご利益は、疫病消除が有名です。

しかし、スサノオ命は、日本神話でとてもメジャーな神様なので、様々なご利益があります。

ヤマタノオロチを退治されたこと。

美しい櫛稲田姫命 (くしなだひめのみこと)と結婚されたこと。

多くの御子神に恵まれたこと。

出雲の国の基礎を固められたこと。

日本で最初に和歌を詠まれたこと。

などなど、いろんな神話があるので、その分ご利益も多岐にわたります。

主なご利益を挙げると、

  • 厄除け
  • 疫病消除
  • 病気平癒
  • 無病息災
  • 五穀豊穣
  • 金運向上
  • 商売繁盛
  • 縁結び
  • 良縁祈願
  • 子授け・子宝
  • 子孫繁栄
  • 学問上達
  • 文学上達
  • 水難除け
  • 林業守護
  • 開運招福

などのご利益があります。

京都 八坂神社は見どころ満載のパワースポット

京都の祇園さん 八坂神社には、見どころがたくさんあります。

国宝や重要文化財もたくさんあります。

sinsiは、地元と言うこともありますが、八坂神社が好きなので何度も行っています。

でも、その度に、新しい見どころを発見するという感じです。

もちろん、日本一強いスサノオ命をお祀りしているので、ご神力も最高のパワースポットです。

見どころ1 本殿(国宝)

八坂神社の見どころとして、最初に紹介するのは、国宝に指定されている本殿です。

八坂神社の本殿は神社建築としては最大規模を誇る社殿で、祇園造(ぎおんづくり)と言われる建築様式です。

元は別々の建物である本殿と拝殿を一つの屋根で覆っています。

また、大きな屋根の両側と後方(北・東・西面)三方に又庇(またびさし)が伸びています。

そして、又庇の下は、いくつもの部屋に区切られています。

また、本殿が建っている場所は池の上であり、その池は青龍が棲む龍穴だと伝わっています。

ということは、八坂神社の本殿は、ものすごく強力なパワースポットにあります。

本殿にお祀りされている神様は、

  • 中御座:素戔嗚尊 (すさのをのみこと)
  • 東御座:櫛稲田姫命 (くしなだひめのみこと)
  • 西御座:八柱御子神 (やはしらのみこがみ)

という神様です。

櫛稲田姫命は、スサノオ命の妃神で、八柱御子神はスサノオ命の御子神です。

八柱御子神の中には、全国の稲荷神社の主祭神 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、大国主命の妃神 須勢理毘売命(すせりびめのみこと)などが居られます。

見どころ2 南楼門と西楼門と石鳥居(重要文化財)

2つ目の見どころは、

  • 南楼門(みなみろうもん)
  • 西楼門(にしろうもん)
  • 石鳥居(いしとりい)

四条通りの突き当りに見えるのが、八坂神社の西楼門です。

八坂神社の写真でよく撮られている楼門です。

多くの方が、西楼門が正門と思われるのですが、八坂神社の正門は南楼門です。

祇園祭の神輿渡御や結婚式は、正門の南楼門から出発します。

南楼門の前にあるのが石鳥居です。

西楼門と石鳥居は、重要文化財に指定されています。

京都の人間は、待ち合わせ場所として西楼門の前をよく利用します。

その時は、『祇園石段下』と言います。

見どころ3 舞殿と神輿庫と絵馬堂(重要文化財)

3つ目の見どころは、

  • 舞殿(ぶでん)
  • 神輿庫(みこしこ)
  • 絵馬堂(えまどう)

の3棟の建物です。

舞殿、神輿庫、絵馬堂とも、重要文化財に指定されています。

舞殿は、祇園祭の時、三基の御神輿が奉安されます。

たくさんの提灯がぶら下がっているので、夜はとっても幻想的で美しいです。

神輿庫には、祇園祭の三基の御神輿が納められています。

絵馬堂には、山鉾巡行の様子を描いたものや算額などの大絵馬が掛けられています。

大きな絵馬は迫力満点で、これも見どころの一つです。

見どころ4 大国さまと白うさぎ像とふれあいあびす像

北向蛭子社(きたむきえびすしゃ)の前に、『ふれあいあびす像』があります。

えびす様にお詣りした後、『ふれあいあびす像』を撫でると金運や商売繁盛のご利益が授かると言われています。

また、大国主社(おおくにぬししゃ)の前に『大国さまと白うさぎ像』があります。

神話の『因幡の白兎』で、大国主命が皮を剥かれた白兎を助けるシーンです。

全体的に丸くって、かわいい感じの石像になっています。

見どころ5 万灯籠と忠盛灯籠

八坂神社の境内の参道や通路には、約100灯の『万灯籠(まんとうろう)』があります。

夜には万灯籠に明かりが灯されます。

とっても幻想的な雰囲気で、神々しささえ漂います。

また、本殿に向かって右側の大神宮社の前方に『忠盛灯籠(ただもりとうろう)』があります。

白河法皇が愛妾の祇園女御の所へ行くため、この辺りを通った時、怪しい鬼のようなものを見かけました。

平忠盛は、この物の怪を切るように命じられました。

しかし、平忠盛はすぐに切りかからずに、様子を見て生け捕りにしました。

すると、その鬼のような物の怪の正体は、境内に灯りをともしていた雑用係の老僧だったのです。

無益な殺生をしなかった平忠盛の思慮深さに人々は称賛を送りました。

白河法皇は、祇園女御を平忠盛に下賜しました。

その時、祇園女御は懐妊しており、その子が後の平清盛だと言われています。

京都 八坂神社の摂社末社とご利益

見どころの後は、八坂神社の境内摂社末社のご祭神とご利益を紹介します。

八坂神社には、重要文化財に指定されている境内摂社末社も数多くあり、見どころの一つでもあります。

まず最初に、

  • 大国主社
  • 北向蛭子社
  • 美御前社

という最も人気のある摂社末社を紹介します。

大国主社の御祭神とご利益と由緒 縁結びのパワースポット

大国主社は、縁結びのパワースポットです。

お社名 大国主社(おおくにぬししゃ)
御祭神 大国主神(おおくにぬしのかみ)
少彦名命(すくなひこなのみこと)
事代主神(ことしろぬしのかみ)
ご利益 縁結び・良縁祈願
その他 重要文化財
社格 末社

大国主社の主祭神は、出雲大社の大国主命です。

出雲大社と言えば、縁結びのご利益が有名です。

大国主命は、スサノオ命の六世の孫神とも七世の孫神とも言われています。

また、スサノオ命の娘神の須勢理毘売命(すせりびめのみこと)と結婚されました。

しかも、大国主命の縁結びは、男女の縁だけでなく、

  • お金との縁
  • 家族や友人との縁
  • 仕事との縁
  • 学校との縁
  • 家や地域との縁
  • 食べ物との縁

その他、ありとあらゆるものとの縁を司っておられる神様です。

  • お金持ちになりたい
  • 第一志望の大学に入学したい
  • 好きな人と結婚したい

など、金運から恋愛運、結婚運、仕事運、健康運、大願成就など、あらゆるご利益を授けてくださる神様です。

大国主社が、縁結びのパワースポットとして、若い女性に大人気なのもわかります。

ちなみに、大国主社にお祀りされている少彦名命は、大国主命と一緒に国造りをされた神様です。

事代主神は、大国主命に御子神で、えびす様としてもお祀りされる神様です。

北向蛭子社の御祭神とご利益と由緒 金運のパワースポット

北向蛭子社は、金運、商売繁盛のパワースポットです。

お社名 北向蛭子社(きたむきえびすしゃ)
御祭神 事代主神(ことしろぬしのかみ)
ご利益 金運・商売繁盛
その他 重要文化財
社格 末社

北向蛭子社の御祭神 事代主神は、縁結びの大国主命の御子神です。

日本神話でも、ものすごく重要な役回りの神様です。

宮中八神と呼ばれる宮中にお祀りされる八柱の中の神様の中の一柱です。

一説によると、直接天皇陛下にかかわる非常に重要な神様として、初代神武天皇から奉斎されている神様です。

えびす様は、七福神の一柱で、商売繁盛や金運の神様として日本全国で慕われている神様です。

美御前社の御祭神とご利益と由緒 美容水が人気

美御前社の御祭神は、スサノオ命の御子神で、すごく美しい三姉妹の女神様です。

お社名 美御前社(うつくしごぜんしゃ)
御祭神 多岐理毘売命(たぎりびめのみこと)
多岐津比売命(たぎつひめのみこと)
市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)
ご利益 美容祈願
その他 重要文化財
美容水が有名
社格 末社

美御前社の三姉妹の女神様は、宗像三女神(むなかたさんじょしん)と呼ばれる絶世の美人姉妹です。

そのため、美御前社の女神様には、美容祈願のご利益が修代もっぱらの評判です。

宗像三女神も、日本神話で非常に重要な神様として登場されます。

美容祈願のご利益だけでなく、金運や勝負運、恋愛成就など、ものすごく多岐にわたるご利益がある神様です。

美御前社の前に湧き出でるご神水の『美容水』を、2,3滴肌につけると心身ともに美しくなると言われています。

京都 八坂神社のその他のお社の御祭神とご利益

京都の八坂神社には、大国主社、北向蛭子社、美御前社以外にも多数の摂社末社があります。

  • 疫神社
  • 悪王子社
  • 常磐神社
  • 大神宮社
  • 玉光稲荷社
  • 命婦稲荷社
  • 日吉社
  • 刃物神社
  • 厳島社
  • 太田社
  • 大年社
  • 十社
  • 五社

という摂社末社の御祭神、ご利益などを簡単に紹介します。

蘇民将来を祀る疫神社のご利益と由緒

疫神社(えきじんじゃ)は、西楼門から入ってすぐの所にあります。

お社名 疫神社(えきじんじゃ)
御祭神 蘇民将来命(そみんしょうらいのみこと)
ご利益 疫病退散
その他 重要文化財
社格 摂社

ご祭神は、牛頭天皇の神話で登場する心の優しい蘇民将来命です。

茅の輪をつけて、大流行した疫病の難を逃れたことから、ご利益はやはり疫病退散です。

悪王子社の御祭神とご利益と由緒 スサノオ命の荒魂

悪王子社(あくおうじしゃ)は、本殿に向かって右手、美御前社の横にあります。

お社名 悪王子社(あくおうじしゃ)
御祭神 素戔嗚尊荒魂(すさのをのみこと あらみたま)
ご利益 厄除・災難除・疫病消除
その他 重要文化財
社格 摂社

悪王子社の御祭神は、スサノオ命の荒魂です。

神様には、和魂(にぎみたま)と荒魂(あらみたま)という2つの面があります。

和魂は、優しく平和的な側面です。

荒魂は、荒ぶる魂で活動的で勇猛、剛健な側面です。

新しい事象や物体を生み出すエネルギーを内包しているのは、荒魂と言われています。

悪王子社というと、なんか悪い神様のイメージですが、そんなことはありません。

『悪』は、パワーが強いという意味です。

常磐神社の御祭神と厄除のご利益

常磐神社は、北向蛭子社のすぐ近くにあります。

お社名 常磐神社
御祭神 素戔嗚尊(すさのをのみこと)
ご利益 厄除・災難除・疫病消除
社格 末社

常磐神社もスサノオ命をお祀りしています。

大神宮社の御祭神とご利益

大神宮社は、本殿に向かって右手、忠盛灯籠の横にあります。

お社名 大神宮社(だいじんぐうしゃ)
御祭神 天照大御神(あまてらすおおみかみ)
豊受大御神(とようけのおおみかみ)
ご利益 身体健康・五穀豊穣・国土安泰
社格 末社

ご祭神の天照大御神は伊勢神宮 内宮、豊受大御神は外宮の主祭神と同じです。

天照大御神は、天皇家の祖神です。

大神宮社の前に湧き出でるご神水は『力水』と呼ばれ、神様のパワーが授かると言われています。

本殿の下にある龍穴から湧き出ているとも言われています。

玉光稲荷社の御祭神とご利益と由緒

玉光稲荷社は、八坂神社の東側にある円山公園に続く門(玉光門)の手前にあります。

お社名 玉光稲荷社(たまみついなりしゃ)
御祭神 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
ご利益 五穀豊穣・開運・金運・商売繁盛
その他 重要文化財
社格 末社

御祭神の宇迦之御魂神は、スサノオ命の御子神です。

千本鳥居で有名な伏見稲荷大社はじめ、全国に3万社以上ある稲荷神社の主祭神です。

通常、お稲荷さんと言えば、『宇迦之御魂神』を指します。

命婦稲荷社の御祭神とご利益

命婦稲荷社は、玉光稲荷社の横の階段を上がったところにあります。

お社名 命婦稲荷社(みょうぶいなりしゃ)
御祭神 三狐神(みけつかみ)
ご利益 商売繁盛・開運・金運・五穀豊穣
社格 末社

命婦(みょうぶ)とは、もともと五位以上の位階の女性のことです。

お稲荷さんでは、命婦というと神様のお使いである『狐』を表します。

狐と言っても、動物の狐ではなく人間の目には見えない霊狐で、白狐と言われます。

白狐の『白』は、色がない、色が見えないという意味です。

日吉社の御祭神とご利益

日吉社は、八坂神社の境内の北東の角にあります。

いわゆる鬼門の方角です。

お社名 日吉社(ひよししゃ)
御祭神 大山咋神(おおやまくいのかみ)
大物主神(おおものぬしのかみ)
ご利益 方除け・商売繁盛
その他 重要文化財
社格 末社

大山咋神はスサノオ命の孫神で、大きな山の所有者という神様です。

天台宗を開いた最澄(さいちょう)が、延暦寺の結界を守る守護神とした神様です。

大物主神は、スサノオ命の六世の孫神とか七世の孫神と言われている大国主命の別名です。

刃物神社の御祭神とご利益

刃物神社には、日本の刃物発祥の地という石碑が立っています。

昔から、京都は刀剣などの名工がたくさん排出されている土地でもあります。

お社名 刃物神社(はものじんじゃ)
御祭神 天目一箇神(あめのまひとつのかみ)
ご利益 刃物供養・縁切り
社格 末社

天目一箇神は、スサノオ命と天照大御神の誓約で生まれた天津日子根命(あまつひこねのみこと)の御子神です。

ということは、天照大御神の孫神ということになりますね。

天目一箇神は一つ目の神様で、日本神話に登場する製鉄・鍛冶の神様です。

刃物の神様で、モノをスッパリと切ることから、悪縁を切る縁切りの神様としても信仰されています。

厳島社の御祭神とご利益 スサノオ命の娘神 美容と金運の神様

厳島社の御祭神 市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)は、美人の誉れ高い宗像三女神の中でも、飛び切り美しい女神様です。

音楽や芸能の神様としても有名で、舞妓さんや芸妓さんに崇敬されています。

お社名 厳島社(いつくしましゃ)
御祭神 市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)
ご利益 美容祈願・芸能・勝負運・金運
社格 末社

八坂神社の厳島社の玉垣は、祇園はじめ京都の舞妓さんや芸妓さん達から奉納されています。

飛び切り美しい市杵島比売命ですが、非常にご神力が強く戦いの神様でもあります。

太田社の御祭神とご利益 導きの神様

太田社は、西楼門から入ってスグにある疫神社の隣にあります。

お社名 太田社・白髭社
御祭神 猿田彦命(さるたひこのみこと)
宇受女命(うずめのみこと)
ご利益 道しるべ・芸能・夫婦和合・縁結び
その他 重要文化財
社格 末社

御祭神の猿田彦命と宇受女命は、夫婦神です。

猿田彦命は、天照大御神の孫神 瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が、高天原から天降られる際に道案内した神様です。

宇受女命は、天の岩戸に隠れられた天照大御神に出ていただくために、踊りを踊って活躍された女神様です。

そのため、宇受女命は芸能の神様としても崇敬されています。

大年社の御祭神とご利益 スサノオ命の御子神 厄除開運の神様

大年社は、本殿に向かって左側にあります。

お社名 大年社(おおとししゃ)
御祭神 大年神(おおとしのかみ)
巷社神(ちまたやしろのかみ)
ご利益 厄除・災難除・開運・五穀豊穣
その他 重要文化財
社格 末社

大年神は、スサノオ命の御子神で農耕の神様です。

また、毎年のお正月に家にやって来られる神様で、お正月飾りは大年神を迎えるためのものです。

門松は大年神の依り代、鏡餅は大年神へのお供え物と言われています。

巷社神は、牛馬守護の神、豊穣の神とされる岐神(くなどのかみ)と同じ神様かもしれませんが、sinsiにはよく分かりません。

ゴメンナサイ。

十社の御祭神とご利益 日本神話の神様勢揃いが見どころ

十社は、本殿に向かって左側、大年社の隣にあります。

お社名 十社(じゅっしゃ)
その他 重要文化財
社格 末社

全国の有名な神社を長屋の祠にまとめたような(失礼)な感じの社殿です。

十社にお祀りされている神社と神様は、

多賀社(たがしゃ) ご祭神:伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
ご利益:長寿・縁結び・厄除け
熊野社(くまのしゃ) ご祭神:伊邪那美命(いざなみのみこと)
ご利益:子授け・恋愛成就・夫婦和合・安産祈願
白山社(しらやましゃ) ご祭神:白山比咩命(しらやまひめのみこと)
ご利益:縁結び・縁切り・夫婦円満
愛宕社(あたごしゃ) ご祭神:伊邪那美命(いざなみのみこと)・火産霊命(ほむすびのみこと)
ご利益:子授け・金運・火難消除・縁結び
金峰社(きんぽうしゃ) ご祭神:金山彦命(かなやまひこのみこと)・磐長比売命(いわながひめのみこと)
ご利益:金運・商売繁盛・縁切り縁結び・延命長寿
春日社(かすがしゃ) ご祭神:天児屋根命(あめのこやねのみこと)・武甕槌神(たけみかづちのかみ)・斎主神(いわいぬしのかみ)・比売神(ひめがみ)
ご利益:厄除・病気平癒・旅行安全
香取社(かとりしゃ) ご祭神:経津主神(ふつぬしのかみ)
ご利益:勝運・厄除・スポーツ上達・交通安全
諏訪社(すわしゃ) ご祭神:健御名方神(たけみなかたのかみ)
ご利益:勝負運・武運長久・商売繁盛
松尾社(まつおしゃ) ご祭神:大山咋命(おおやまくいのみこと)
ご利益:酒造守護・農業守護・商売繁盛
阿蘇社(あそしゃ) ご祭神:健磐龍神(たけいわたつのかみ)・阿蘇都比咩命(あそつひめのみこと)・速甕玉命(はやみかたまのみこと)
ご利益:縁結び・厄除・家内安全

という、日本の有名どころの神社がズラリと並んでいます。

授かれないご利益はないと言った感じですね。

五社の御祭神とご利益 重要文化財で見どころの一つ

五社は、本殿後ろの刃物神社の横にあります。

十社と同じように、五社の神社が一つの棟に並んでいます。

お社名 五社(ごしゃ)
その他 重要文化財
社格 末社

五社にお祀りされている神社と神様は、

八幡社(はちまんしゃ) ご祭神:応神天皇(おうじんてんのう)
ご利益:必勝祈願・子孫繁栄・商売繁盛
竈神社(かまどじんじゃ) ご祭神:奥津日子神(おくつひこのかみ)・奥津比売神(おくつひめのかみ)
ご利益:火難消除・五穀豊穣・家族守護・家畜守護
風神社(ふうじんじゃ) ご祭神:天御柱命(あめのみはしらのみこと)・国御柱命(くにのみはしらのみこと)
ご利益:五穀豊穣・海上安全・悪疫退散
天神社(てんじんしゃ) ご祭神:少彦名命(すくなひこなのみこと)
ご利益:商売繁盛・殖産興業・縁結び・病気平癒
水神社(すいじんじゃ) ご祭神:高龗神(たかおかみのかみ)・罔象女神(みづはのめのかみ)
ご利益:祈雨・止雨・商売繁盛・夫婦和合

という神様で、やはり日本の有名な神社にお祀りされている神様です。

十社も五社もここで紹介したご利益だけでなく、他にも幅広いご利益がある神様がお祀りされています。

京都 八坂神社のお守りと御朱印

京都の祇園 八坂神社には、お守りも御朱印もたくさんの種類があります。

簡単に紹介していきます。

京都 八坂神社はお守りがイッパイ

京都の祇園 八坂神社は、お守りが何十種類もあります。

あまりにたくさんあるので、

  • 身体健康祈願のお守り
  • 厄除開運祈願のお守り
  • 縁結びや良縁祈願のお守り
  • その他のご利益のお守り

というご利益に分類して紹介します。

身体健康祈願のお守り

健康錦守
(赤・白・紫)
初穂料:1000円
子供守
(青紐・赤紐)
初穂料:500円
スサノヲ子供守
(青・ピンク)
初穂料:500円
健康カ―ド守 初穂料:500円

厄除開運祈願のお守り

八角木守 初穂料:1500円
蘇民将来守 初穂料:1000円
茅の輪守 初穂料:500円
厄除開運守
(萌黄・薄紫)
初穂料:1000円
厄除カ―ド守 初穂料:500円
災難除カード守 初穂料:500円

縁結びや良縁祈願のお守り

結守
(ピンク・薄紫・薄黄・薄青・薄緑)
初穂料:1200円
祇園守 初穂料:1000円
縁守(えにしまもり) 初穂料:1000円
縁結守
(青・赤)
初穂料:1000円
開運水晶守
(青・ピンク)
初穂料:1000円
良縁カ―ド守 初穂料:500円
午王栴檀守(石) 初穂料:3000円

その他のご利益のお守り

身体健康祈願・厄除開運祈願・縁結び・良縁祈願以外のご利益のお守りもたくさんあります。

  • 交通安全
  • 学業成就
  • 合格祈願
  • 子授け・子宝
  • 安産祈願
  • 勝運
  • 金運
  • 美容
  • 諸芸上達

などのご利益があるお守りを紹介します。

1000円

交通木守 初穂料:1000円
交通錦守
(青・赤)
初穂料:1000円
交通ステッカー守 初穂料:500円
海外渡航安全守
(青・赤)
初穂料:1000円
学業カ―ド守 初穂料:500円
合格守
(オレンジ・緑)
初穂料:1000円
学業成就守
(青・赤)
初穂料:1000円
咲良守 初穂料:1200円
国宝奉祝咲良守 初穂料:1200円
しあわせ守 初穂料:1000円
安産守 初穂料:1000円
子宝守 初穂料:1000円
御千度札 初穂料:300円
勝守 初穂料:1000円
金運守(金) 初穂料:1000円
澪守 初穂料:1000円
美守
(薄紫・水色)
初穂料:1000円
諸芸上達守
(青・赤)
初穂料:1000円

このように、八坂神社にはご利益に合わせていろいろなお守りがあります。

お土産にお守りを選ぶのも楽しいですよね。

京都 八坂神社は御朱印と御朱印帳もイッパイ

八坂神社には、御朱印も御朱印帳もたくさんの種類があります。

御朱印帳は、全部で7種類。

初穂料は、2,000円のものと1,000円のものがあります。

御朱印は、本社のものは『祇園社』と書かれた御朱印で、初穂料は300円です。

本社の御朱印以外に、

  • 悪王子社御朱印
  • 疫神社御朱印
  • 美御前社御朱印
  • 刃物社御朱印
  • 大国主社御朱印
  • 大神宮社御朱印
  • 玉光稲荷社御朱印
  • 北向蛭子社御朱印
  • 冠者殿社御朱印
  • 又旅社御朱印

などの摂社末社の御朱印があります。

これらの御朱印の初穂料は、300円です。

また、御朱印の用紙が特別なものがあります。

  • 和歌御朱印(春限定・秋限定)
  • 御霊会御朱印(祇園祭限定)
  • 恵方御朱印(正月限定)
  • 御神縁御朱印
  • 青龍御朱印
  • 悪疫終熄御朱印

など、用紙に彩色が施された美しい御朱印もあります。

これらの御朱印は、初穂料が500円になります。

八坂神社周辺の観光スポットと見どころ

八坂神社は、京都で有名な祇園にあります。

祇園周辺には、いろいろな観光スポットやパワースポットがあります。

徒歩で行ける主な観光スポットとパワースポットとしては、

  • 円山公園
  • 八坂庚申堂(
  • 法観寺(八坂の塔)
  • 高台寺
  • 圓徳院
  • 建仁寺
  • 六波羅蜜寺
  • 知恩院
  • 清水寺
  • 地主神社
  • 二年坂・三年坂
  • 安井金比羅宮
  • 京都ゑびす神社
  • 青蓮院
  • 粟田神社

この他にも、とても書ききれないほどの観光スポットやパワースポットがあります。

どこも人気の観光スポット・パワースポットですが、最近とみに縁切り縁結びのご利益が篤いと女性に人気なのが安井金比羅宮です。

ぜひ、アナタも八坂神社や京都祇園周辺を散策して、お気に入りのスポットを見つけてくださいね。

八坂神社周辺のおすすめホテル

八坂神社周辺には、ホテルもたくさんありますが、sinsiのおすすめは、『ウェスティン都ホテル京都』です。

八坂神社や祇園、平安神宮や南禅寺、永観堂などへも徒歩圏内です。

ちょっと贅沢なひと時を満喫できるホテルです。

ウェスティン都ホテル京都
\京都の静けさと安らぎを満喫/
ウェスティン都ホテル京都
上質の極みへ 雅なひとときを

京都 八坂神社へのアクセス

八坂神社には、京阪電車、阪急電車、市バスが便利です。

八坂神社には駐車場はありませんが、『京都市円山駐車場』やコインパーキングが近くにあります。

でも、土日祝日は満車が多いので、電車やバスがおすすめです。

  • 京阪電車 祇園四条駅:徒歩約5分
  • 阪急電鉄 京都河原町:徒歩約8分
  • 市バス100番・206番バス停 祇園

八坂神社の見どころとご利益とお守り まとめ

京都の祇園にある八坂神社の御祭神とご利益と見どころを紹介しました。

八坂神社は、祇園祭りに神社としても有名です。

京都では、伏見稲荷大社に次いで初詣の参拝者が多い神社です。

八坂神社の御祭神 スサノオ命は、日本神話でも最強の豪傑神で、ご神力も最強です。

本殿の下には、龍穴があるというパワースポットでもあります。

お守りも御朱印もたくさんの種類があります。

アナタも是非、八坂神社にお詣りして、たくさんのご利益を授かってくださいね。

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