天照大御神 日本の最高神について紹介しているページです。
京都で生まれ育ったsinsi★です。
幼少期に2度も生死の間をさまよいながらも、神様や仏様のご利益・ご加護をいただいて、60年以上京都で平穏に暮らしています。
天照大御神は何の神様なの?
そもそも、天照大御神(あまてらすおおみかみ)って、何の神様で、どんな神様なんでしょう。
一言で言うと、天照大御神は日の神様で、日本の神様の中で最も重要で高貴な神様なのです。
日本の最高神 太陽の神様
天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、神様が住む高天原(たかまがはら)と呼ばれる天上界の最高責任者です。
八百万の神と言われる程たくさんおられるの日本の神様の中で、最高位に位置する神様です。
では、天照大御神は、何の神様・どんな神様なのかというと、太陽の神様で、世界の隅々まであまねく光で照らされる女神様です。
また、天照大御神は、天皇陛下の家系に繋がっている祖神様で『皇祖神(こうそしん)』とも呼ばれます。
神職の方が唱えられる祝詞などでは、
『天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)』
と言われます。
天照大御神のご利益・ご神徳
天照大御神は、太陽の神様で日本の最高神です。
そのため、ご利益・ご神徳は日本国民の幸せと、国家安泰などのご利益があります。
主なご利益を挙げると、
- 国土安泰
- 諸願成就
- 開運招福
- 勝運
- 仕事運
- 合格祈願
- 立身出世
- 子孫繁栄
- 五穀豊穣
- 健康運
などのご利益が有名です。
天照大御神は、太陽の神様で、生きとし生けるものすべてに光を注いでくださいます。
そんなことから、子孫繁栄や五穀豊穣、諸願成就のご利益もあります。
天照大御神の生まれ 親神と弟神
天照大御神の生まれについては、古事記と日本書記で異なっています。
古事記では、父神の伊邪那岐命(伊弉諾尊 いざなぎのみこと)が、禊をしたときに生まれたとされています。
古事記では、天照大御神の親神は、父神の伊邪那岐命だけです。
日本書紀の第五段では、イザナギ命と妃神の伊邪那美命(伊弉冉尊 いざなみのみこと)が、日本の国(日本列島)や山川草木を生んだあと、この国を統治する神様として天照大御神を生んだとされています。
日本書紀では、イザナギ命とイザナミ命の夫婦神が、天照大御神の親神となっています。
でも、古事記の生まれ方の方が、圧倒的に有名なので、古事記を中心に紹介していきます。
天照大御神は父神の左目から生まれた神様
天照大御神は、先ほども言った通り、父神のイザナギ命が禊をしたときに生まれました。
イザナギ命とイザナミ命は、夫婦で一生懸命日本の国土(大八州 おおやしま)を産んでいかれました。
最後に、火の神を産んだ時、イザナミ命は火傷を負って亡くなってしまいました。
イザナギ命は、愛しい妻に会いたくて会いたくて、黄泉の国(よみのくに=死者の国)に訪ねて行かれました。
そこで変わり果てたイザナミ命の姿を見て、恐ろしくなって逃げかえってこられました。
そして、黄泉の国の穢れを祓うために「筑紫(つくし)の日向(ひむか)の橘(たちばな)の小戸(おど)の阿波岐原(あわぎはら)」で禊をされました。
その時に、様々な神様がお生まれになりました。
そして、イザナギ命が、最後に左目を洗ったときに生まれたのが、天照大御神です。
右目を洗ったときに生まれたのが、月読命(つくよみのみこと)。
鼻を洗ったときに生まれたのが、建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)です。
この3柱の神様は、これまでに生まれた神さまの中でも特に貴い神様だということで、三貴子(みはしらのうずのみこ、さんきし)と呼ばれています。
その中で、天照大御神は最も輝いている神様なので、イザナギ命から、高天原(たかまがはら=天上界)を治めるように命じられました。
天照大御神の弟神 月読命と須佐之男命
天照大御神は、2柱の弟の神様が居られます。
すぐ下の弟神は、月読命(つくよみのみこと)です。
その下の弟神は、建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと 須佐之男命:すさのおのみこと)です。
月読命は何の神様なの?
月読命(つくよみのみこと)は、名前の通り月の神様です。
天照大御神に次ぐ輝きを持っているため、夜の食国(よるのおすくに)を治めるように、イザナギ命から命じられました。
古事記では、これ以降、月読命は登場しません。
月読命のご利益・ご神徳
月の満ち欠けによって、暦ができました。
暦によって農耕や漁業の時期を知りました。
月の満ち欠けは、死と再生を表すとされてきました。
また、サンゴが満月に産卵するなど、生物の出産などにも大きな影響があると考えられていました。
月読命のご利益・ご神徳には、そのようなイメージが重なります。
月読命の主なご利益・ご神徳としては、
- 農業守護
- 五穀豊穣
- 豊漁
- 航海安全
- 家内安全
- 開運招福
- 安産祈願
- 子宝子授け
- 健康運
- 商売繁盛
- 病気平癒
- 諸願成就
などのご利益があります。
須佐之男命は何の神様なの?
兄神の月読命が目立たない存在なのに対して、弟神の須佐之男命(すさのおのみこと)は、神話の世界でも目立ちまくります。
須佐之男命は、父神のイザナギ命から大海原を治めるように命じられます。
でも、一向に命令に従わず、母神のイザナミ命が居る根国(ねのくに)行きたいと、毎日大泣きしたお陰で、草木は枯れるわ、川や海は干上がるわ…。
大変な被害を与えてしまい、とうとう、父神のイザナミ命の怒りを買って追放されることになりました。
須佐之男命は、高天原の天照大御神にお別れを言いに行きます。
しかし、その後、天照大御神が天岩戸に隠れるような大暴れをします。
とうとう、高天原も追放された須佐之男命は、出雲国の簸川(ひのかわ)のほとりに行きます。
そこで、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治して、奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)と結婚します。
須佐之男命と奇稲田姫命の六世の孫に、縁結びのご利益で有名な出雲大社の主祭神 大国主命(おおくにぬしのみこと)がいます。
また、神大市比売(かむおおいちひめ)との間には、大年神(おおとしのかみ)と宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)がいます。
宇迦之御魂神は、商売繁盛のご利益で有名な伏見稲荷大社や全国の稲荷神社の主祭神です。
また、須佐之男命は、別名を牛頭天王(ごずてんのう)といい、祇園祭で有名な京都の八坂神社の主祭神でもあります。
須佐之男命は、ものすごい乱暴者であったり、英雄であったり、人情家であったり…。
いろんな面を持つとっても魅力的な神様です。
須佐之男命のご利益・ご神徳
須佐之男命は荒ぶる神で、厄も寄り付かない厄除けの神様です。
また、祇園祭は、疫病の蔓延を鎮めるお祭りなので、病気や疫病のご利益も有名です。
コロナの感染拡大などに、ご利益がありそうです。
須佐之男命の主なご利益・ご神徳としては、
- 厄除開運
- 水難除け
- 病難除け
- 火難除け
- 五穀豊穣
- 商売繁盛
- 文学上達
- 学問上達
- 縁結び
- 子孫繁栄
などのご利益が有名です。
天照大御神が登場する神話
天照大御神が関わる神話はたくさんあります。
その中でもとくに有名な
- 須佐之男命との誓約
- 天岩戸神話
- 月読命との日月分離の神話
- 国譲り神話
- 天孫降臨神話
を簡単に紹介します。
須佐之男命との誓約(うけい)
須佐之男命は、イザナギ命に大海原を治めるように命じられました。
しかし、母神のイザナミ命が居る根の国(黄泉の国)へ行きたいと泣き叫び、イザナギ命に追放されてしまいます。
須佐之男命は、根の国に行く前に、姉神である天照大御神に挨拶しようとドッシンドッシン天地を揺るがしながら高天原に行きました。
天照大御神は、須佐之男命が高天原を攻めに来たと勘違いしました。
須佐之男命は、身の潔白を証明するために誓約(うけい)をしようと言いました。
まず、天照大御神が須佐之男命の持っている十拳剣(とつかのつるぎ)を噛み砕いて息を吹くと、
- 多紀理毘売命(たぎりひめのみこと)
- 多岐都比売命(たぎつひめのみこと)
- 市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)
の宗像三女神(むなかたさんじょしん)と言われる非常に美しい三姉妹の女神様が生まれました。
次に、須佐之男命が、天照大御神の勾玉を噛み砕いて吐き出した息から
- 天之忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)
- 天之菩卑能命(あめのほひのみこと)
- 天津日子根命(あまつひこねのみこと)
- 活津日子根命(いくつひこねのみこと)
- 熊野久須毘命(くまのくすひのみこと)
という五柱の男神が生まれました。
これによって、須佐之男命は、
『ワシの心が清くて明るいから、ワシの剣から美しい女神が生まれんやで。ワシは潔白や!(sinsi★訳)』
といって、天照大御神に対して勝利宣言しました。
天岩戸神話(あまのいわとしんわ)
誓約(うけい)で勝利した須佐之男命は、いい気になって高天原で悪さをしまくります。
須佐之男命の非道にお怒りになった天照大御神は、天岩戸に隠れます。
太陽の神様が、岩屋の中に入ってしまわれたので、世の中は真っ暗になりました。
作物が育たなくなったり、悪い病気が流行ったりしました。
困った神さまは、天安河原(あまのやすかわら)に集まって相談しました。
そして、太陽を呼ぶ力があると言われるニワトリを鳴かせました。
次に、天鈿女命(あめのうずめのみこと)が、招霊(おがたま)の木の枝を手に持ち、半裸になりながら激しく舞をしました。
それを見ていた神様は、大盛り上がりになって大きな歓声をあげます。
天照大御神は、外で何事があったのか気になって、天岩戸の扉を少し開けて外を見ました。
その時、思兼神(おもいかねのかみ)が、天照大御神の手を引っぱりました。
そして、怪力無双の手力男命(たぢからをのみこと)が、天岩戸の扉を開け放ち、扉をバコ~~ンと引き抜いて放り投げました。
これでようやく、世界に光が満ち溢れ、平和が戻りました。
月読命と保食神(うけもちのかみ)による日月分離の神話
日本書紀では、月読命は、天照大御神に命じられて保食神(うけもちのかみ)に会いに行きます。
保食神は、食べ物の神様です。
月読命が会いに来ると、たくさんの食べ物でおもてなしをしました。
でも、口から米や魚、獣を吐き出して、それを食事としておもてなしをしたのです。
これを見た月読命は、
『口から出したものを、ワシに食えと言うんか!汚い奴やな。(sinsi★訳)』
と怒りまくって、保食神をたたき斬ってしまいました。
それを聞いた天照大御神は、月読命に向かって
『お前は悪い奴や。一緒に居れんわ。(sinsi★訳)』
と言って怒りまくりました。
それ以来、太陽と月は、昼と夜に分かれて住むようになったということです。
これが最初の姉弟喧嘩かもしれませんね。
国譲り神話(くにゆずりしんわ)
須佐之男命と奇稲田姫命の六世の孫、大国主命(おおくにぬしのみこと)は、葦原中国(あしはらのなかつくに=日本の国)を豊かで良い国に造り上げて行きました。
天照大御神は、葦原中国が素晴らしく豊かな国なので、自分の子孫に統治させたいと思いました。
天照大御神は葦原中国を平定するために、次男である天之菩卑能命(天穂日命 あめのほひのみこと)を遣わしました。
しかし、アメノホヒ命は、大国主命に心服してしまいました。
次に、天若日子(あめわかひこ)を遣わします。
天若日子は、大国主命の娘神である下照比売命(したてるひめのみこと)と結婚してしまいました。
それで、天照大御神は最後の切り札として武神の建御雷神(たけみかづちのかみ)と天鳥船(あめのとりふね)を遣わしました。
建御雷神は、稲佐の浜に、(とつかのつるぎ)を逆さに突き立てました。
そして、十掬の剣の切っ先の上にあぐらをかいて座りました。
お尻が痛そうで、痔にならないかと、ついsinsi★は心配してしまいました。
お尻の痛みをこらえつつ(?)、建御雷神は大国主命に国譲りの直談判をしました。
大国主命は、御子神の事代主命(ことしろぬしのみこと)に答えを聞いてくれといいました。
事代主命は、国譲りを承諾しました。
大国主命は、もう一人の御子神である建御名方命(たけみなかたのみこと)にも聞くように言いました。
建御名方命は、建御雷神に力比べを挑みましたが敗れてしまい、国譲りを承服しました。
大国主命は、高天原にも負けない立派な神殿を建ててもらうことを条件に、国譲りを承諾しました。
天孫降臨神話(てんそんこうりんしんわ)
大国主命から、葦原中国(あしはらのなかつくに)を譲ってもらう交渉に成功した天照大御神は、孫神の邇邇芸命(ににぎのみこと)に天降りさせました。
ニニギ命は、
- 八咫鏡:やたのかがみ
- 草薙剣:くさなぎのつるぎ
- 八尺瓊勾玉:やさかにのまがたま
という三種の神器を携えて、五柱の神様(五伴緒:いつとものお)を従え、猿田彦命(さるたひこのみこと)の先導により、筑紫の日向の高千穂の久士布流多気(くじふるたけ)に天降られました。
このニニギ命の子孫が、天皇家となります。
天照大御神の正体は男神なのか
伊勢神宮では、天照大御神は女神とされています。
でも、天照大御神は男神だという説も根強いものがあります。
日本書紀では、天照大御神の別名を『大日孁貴(おおひるめのむち)』とされています。
これは、『偉大な日の神に仕える貴い巫女』という意味になります。
ということは…。
天照大御神は巫女さんなので女神になりますが…。
では、天照大御神が仕えた神様とは…?
新たな疑問が湧いてきます。
もしも、天照大御神が男神ならば、妃神がいるのではないかという疑問も湧いてきます。
その妃神というのが、瀬織津姫(せおりつひめ)だという説があります。
伊勢神宮の別宮の荒祭宮(あらまつりのみや)には、天照大御神の荒御魂(あらみたま)がお祀りされているとされています。
でも、荒祭宮の実際のご祭神は、瀬織津姫と言われています。
また、元々は男神だったのが、天岩戸に隠れた時、男神の天照(あまてる)は殺されて、巫女であった天照(あまてらす)が太陽神として崇められたという説もあります。
話がややこしくなってきました。
sinsi★、にはよく分かりませんが、女神説も男神説もたくさんあります。
中途半端な結論で申し訳ないのですが、伊勢神宮に従って天照大御神は女神であるとしたいと思います。
天照大御神をお祀りする神社
天照大御神をお祀りしている神社は、日本全国にたくさんあります。
独断と偏見で、天照大御神をお祀りしている神社を選びました。
伊勢神宮内宮(皇大神宮こうたいじんぐう)
天照大御神と言えば、お伊勢さん。
伊勢神宮の内宮(ないくう=皇大神宮:こうたいじんぐう)は、説明するまでもなく日本一神聖な場所です。
sinsi★も何度かお詣りに行きましたが、行くたびに心が洗われるような、清々しい空気を感じます。
機会があれば、ぜひお詣りしていただきたい神社です。
伊勢神宮では、個人のお願いの前に、日本国民の幸せや日本の国家や国土の安泰をお願いするのが良いとされています。
伊勢神宮内宮(皇大神宮)
三重県伊勢市宇治館町1
伊勢神宮以外で天照大御神をお祀りする神社
天照大御神をご祭神としている神社は、伊勢神宮内宮(皇大神宮)の他にも全国にあります。
ぜひ、お詣りして、天照大御神に日本国民の幸せを願っていただきたいと思います。
籠神社(このじんじゃ 京都府宮津市)
- 主祭神:天照国照彦火明命
- 相殿神:豊受大神(とようけおおかみ)、天照大神(あまてらすおおかみ)、海神(わたつみのかみ)、天水分神(あめのみくまりのかみ)
籠神社(このじんじゃ)の主祭神は、天照国照彦火明命(あまてるくにてるひこほあかりのみこと)です。
天照国照彦火明命は、天孫降臨されたニニギ命の兄弟神です。
籠神社には、神代の時代から伊勢神宮外宮の主祭神の豊受大神(とようけおおかみ)がお祀りされていました。
第十代崇神天皇の御代に、豊受大神と天照大神を吉佐宮(よさのみや)という宮号で、一緒にお祀りすることになりました。
天照大神は第十一代垂仁天皇の御代に、豊受大神は第二十一代雄略天皇の御代に、伊勢神宮に遷られたので、籠神社は『元伊勢』と呼ばれています。
籠神社の奥宮の眞名井神社はすごいパワースポットです。
sinsi★もお詣りした時、身体がジンジンするような感覚になりました。
籠神社のご利益としては、
- 良縁祈願
- 縁結び
- 殖産興業
- 開運招福
- 家内安全
- 子孫繁栄
などのご利益が有名です。
- 籠神社(このじんじゃ)
- 京都府宮津市字大垣430
廣田神社(ひろたじんじゃ 兵庫県西宮市)
- 主祭神:撞賢木厳之御魂天疎向津媛命(つきさかきいつのみたまあまさかるむかつひめのみこと)
廣田神社の主祭神は、撞賢木厳之御魂天疎向津媛命(つきさかきいつのみたまあまさかるむかつひめのみこと)は、天照大御神之荒御魂(あまてらすおおみかみのあらみたま)です。
伊勢神宮第一別宮の荒祭宮(あらまつりのみや)にお祀りされている神様と同じです。
天照大御神之荒御魂は、神功皇后(じんぐうこうごう)が三韓征伐に出発する時に先導され、大勝利に導かれました。
神功皇后が凱旋したとき、
『荒魂を皇居の近くに置くのは良くない。広田国に置くのが良い。』
と天照大御神の神託があり、お祀りになったのが廣田神社の始まりです。
廣田神社のご利益としては、
- 勝運
- 開運隆盛
- 子授安産
- 文学歌謡
- 厄災消除
- 交通安全
- 仕事運
- 立身出世
- 受験合格
- 起業開業
- 困難打破
などのご利益が有名です。
- 廣田神社(ひろたじんじゃ)
- 兵庫県西宮市大社町7番7号
天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ 宮崎県高千穂町)
- 西本宮:大日霎尊(おおひるめのみこと)
- 東本宮:天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)
天岩戸神社は、天岩戸神話(あまのいわとしんわ)で紹介した、天岩戸をお祀りする神社です。
西本宮の主祭神の大日霎尊(おおひるめのみこと)は、天照大御神の別名です。
西本宮は、天照大御神がお隠れになった天岩戸がご神体です。
東本宮は、天岩戸から出て来られた天照大御神が、最初にお住まいになった場所です。
天岩戸神社は、神話の世界の雰囲気を、そのまま直に感じられるような神社です。
そこら中に、小さな石が積み上げられている様は、まさに神話の聖地でありパワースポットです。
天岩戸神社のご利益としては、
- 開運招福
- 運気上昇
- 心願成就
- 商売繁盛
- 家内安全
- 病気平癒
などのご利益が有名です。
- 天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)
- 宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073番地1
日向大神宮(ひむかいだいじんぐう 京都市山科区)
- 内宮(ないく):天照大御神
日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)は、5世紀末に日向の高千穂の峰の神蹟を移したのが始めりです。
境内には、小さな『天の岩戸』があり、通り抜けると罪や穢れが祓われると言われています。
日向大神宮は、『京の伊勢』とも言われ、伊勢神宮にお詣りする代わりとして、多くのの方が日向大神宮に参拝されました。
日向大神宮のご利益は、
- 縁結び
- 厄除開運
- 商売繁盛
- 交通安全
- 安産祈願
- 家内安全
- 航海安全
- 所願成就
などのご利益があります。
- 日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)
- 京都市山科区日ノ岡一切経谷町29
伊曽乃神社(いそのじんじゃ 愛媛県西条市)
- 主祭神:天照大御神、武國凝別命(たけくにこりわけのみこと)
伊曽乃神社(いそのじんじゃ)は、武國凝別命が伊予の国を開拓するにあたり、天照大御神をお祀りしたことが始まりです。
武國凝別命は、第12代景行天皇の皇子です。
伊曽乃神社のご利益は、
- 大願成就
- 無病息災
- 家内安全
などのご利益が有名です。
- 伊曽乃神社(いそのじんじゃ)
- 愛媛県西条市中野甲1649
芝大神宮(しばだいじんぐう 東京都港区芝大門)
- 主祭神:天照皇大御神(あまてらすすめおおかみ)、豊受大御神(とようけのおおみかみ)
芝大神宮(しばだいじんぐう)は、伊勢神宮の内宮の天照皇大御神と、外宮の豊受大御神がお祀りされています。
1,000年以上の歴史がある神社で、『関東のお伊勢さま』と親しまれています。
縁結びのご利益が有名な神社で、若い女性がたくさんお詣りしています。
都心にある神社らしく、朝の通勤前に、スーツ姿のサラリーマンが途切れることなく参拝されています。
芝大神宮は、清冽な空気で、なおかつ温かい気が漂っているステキな神社です。
そうそう、芝大神宮は、宝くじ発祥の地としても有名で、宝くじ当選祈願に来られる方もたくさんいます。
金運アップのご利益は外せませんね。
芝大神宮のご利益は、
- 縁結び
- 良縁祈願
- 商売繁昌
- 金運上昇
- 社運隆昌
- 安産祈願
- 交通安全
- 厄除開運
- 病気平癒
- 心願成就
などのご利益が有名です。
- 芝大神宮(しばだいじんぐう)
- 東京都港区芝大門1-12-7
東京大神宮(とうきょうだいじんぐう 東京都千代田区)
- 主祭神:天照皇大御神(あまてらすすめおおかみ)、豊受大神(とようけのおおかみ)
東京大神宮(とうきょうだいじんぐう)も、伊勢神宮の内宮・外宮の神様がお祀りされています。
もともと、明治天皇のご裁断を仰いで、伊勢神宮の遥拝殿として明治13年に創建されたことから、『東京のお伊勢さま』と言われています。
東京大神宮も、縁結びのご利益があると若い女性に大人気になっている神社です。
東京大神宮のご利益は、
- 縁結び
- 家内安全
- 商売繁昌
- 金運上昇
- 開運厄除
- 交通安全
- 学業成就
などが有名です。
- 東京大神宮(とうきょうだいじんぐう)
- 東京都千代田区富士見2-4-1
天照大御神は何の神様? まとめ
天照大御神については、いろいろな説があります。
どんな神様で、何の神様なのか、なかなか特定することができません。
元々は、男神で、女神ではなかった。
天皇家の祖神ではなかった。
内宮の門前町の宇治と外宮の門前町の山田は仲が悪い。
内宮と外宮のご祭神が入れ替わった。
などなど、いろいろ興味深い説があります。
でも、伊勢神宮に行くと、とても清浄な空気に包まれています。
間違いなく、ご神徳が高くてご利益の篤い神様です。
日本の総氏神様でもある天照大御神にお詣りして、アナタもご利益をたっぷり授かってくださいね。