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宗像三女神とはどんな神様? 出雲大社に祀られる大国主命と結婚された美人三姉妹

宗像三女神 神様と仏様(shinbutu)

宗像三女神とはどんな神様なのか、どんなご利益があるのかを、このページで紹介します。

私は、京都で生まれ育ったsinsiと申します。

幼少期に2度も生死の間をさまよいながらも、神様や仏様のご利益・ご加護をいただいて、60年以上京都で平穏に暮らしています。

常々、神様仏様に感謝して生きていけたら…と思っております。

私のことは置いといて、宗像三女神とはどんな神様なのかについて紹介しますね。

宗像三女神(道主貴)とはどんな神様なの?

三姉妹の女神様
宗像三女神(むなかたさんじょしん)とはどんな神様なのか一言で言うと、とびきり美人の三姉妹の女神様です。

どんなご利益あるのかと思いきや、先に美人を言ってしまうのが、sinsiのようなオジンの辛い所なんですが…。

そこはご容赦頂いて、宗像三女神は、

  • 多紀理毘売命(たぎりひめのみこと)
  • 市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)
  • 多岐都比売命(たぎつひめのみこと)

というお名前の三姉妹の女神様です。

日本書紀や古事記、神社の社伝によって、漢字や読み方が少し変わります。

宗像三女神は、日本神話や歴史の中で、非常に重要な役割を持った神さまです。

また、宗像三女神がどんな神様なのか、別名を知るともう少しわかりやすいと思います。

宗像三女神の別名は、道主貴(みちぬしのむち)です。

道主貴は、あらゆる道の総支配人的な神様という意味です。

道主貴の『貴(むち)』は、非常に貴い神様にのみ付けられた尊称でもあります。

道主貴以外で、お名前に『貴』がついている神様は、

  • 大日靈貴神(おおひるめむちのかみ)
  • 大己貴神(おほなむちのかみ)

の二柱の神様だけです。

大日靈貴神は、日本の最高神で太陽神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)の別名です。

大己貴神は、葦原の中つ国(あしはらのなかつくに)という日本の国土を造り上げられた出雲大社の大国主命(おおくにぬしのみこと)の別名です。

名前に『貴』がつく神様は、天上界の高天原の最高神 天照大御神、地上界の葦原の中つ国の最高神 大国主命、道の最高神 宗像三女神だけです。

これを見ても、宗像三女神が、いかにご神徳が高い神様で、大切に扱われている神様かがよく分かります。

宗像三女神をお祀りする神社は、全国の宗像神社や厳島神社など7,000社以上あると言われています。

その神社の中で、宗像大社が総本社になります。

須佐之男命の娘神で美人三姉妹

須佐之男命
宗像三女神は、須佐之男命(すさのおのみこと)の娘神の三姉妹の神様です。

日本の神様はたくさん居られますが、三姉妹で登場される神様は、sinsiの知る限り、宗像三女神だけです。

しかも、この三姉妹は何れもとびきりの美女

美人(?)三姉妹の神様なのです。

やたら美人を強調していますが、sinsiは、美しい女性が大好きです。

なので、神様についても、厳ついオッサンの神様(失礼)よりも、美しい女神様に憧れるのは仕方ないことで…。

宗像三女神は天照大御神から直接神勅を受けられた神様

天照大御神
では、宗像三女神について説明します。

古事記や日本書紀で、宗像三女神が活躍されるのは、天孫降臨神話の場面です。

天照大御神は、大国主命が造り上げた葦原の中つ国(日本の国)が素晴らしい国なので、自分の子孫に統治させたいと思われました。

そして、何度かの交渉の上、大国主命から葦原の中つ国を譲られることになりました。

天照大御神は、孫神の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に、天上界の高天原から地上界の葦原の中つ国へ天降るように命じられました(天孫降臨)。

瓊瓊杵尊は、天照大御神の孫神なので、皇孫(すめみま)または天孫(あめみま)とも呼ばれます。

宗像三女神も瓊瓊杵尊と共に、天降られました。

天照大御神は宗像三女神に、

『お前たち三人は、海路の途中に降って天孫(あめみま)を助け、天孫のために祭祀を受けなさい。』

と、お命じになりました。

その時、多くの神様が瓊瓊杵尊に従って天降られましたが、天照大御神から直接天降るように命じられた神様は、孫神の瓊瓊杵尊と宗像三女神だけです。

この天照大御神の命令をご神勅(ごしんちょく)と言います。

天照大御神から直にご神勅を受けられた宗像三女神は、古代より如何に重要な神様であったかが伺われます。

古事記と日本書紀で生まれた順番はバラバラ

古事記
古事記や日本書紀で、宗像三女神の生まれた順番はバラバラです。

また、漢字や読み方もバラバラです。

表にまとめると、

古事記

長女 多紀理毘売命(たぎりひめのみこと)
次女 市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)
三女 多岐都比売命(たぎつひめのみこと)

日本書紀本文

長女 たぎりひめのみこと
次女 たぎつひめのみこと
三女 いちきしまひめのみこと

日本書紀一書(あるふみ)1

長女 いちきしまひめのみこと
次女 たぎつひめのみこと
三女 たぎりひめのみこと

日本書紀一書(あるふみ)2

長女 いちきしまひめのみこと
次女 たぎりひめのみこと
三女 たぎつひめのみこと

日本書紀一書(あるふみ)3

長女 いちきしまひめのみこと
次女 たぎつひめのみこと
三女 たぎりひめのみこと

と、それぞれ異なってきます。

実際には、名前や漢字、読み方も違いますが、ここでは分かりやすいように、全て古事記の読み方で統一しました。

古事記では、奥津島比売命(おきつしまひめのみこと)は、 多紀理毘売命(たぎりひめのみこと)の別名になっています。

でも、日本書紀の一書(あるふみ)では、瀛津嶋姫命(おきつしまひめみこと)は、市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)の別名になっています。

ややこしくて、sinsiの少ない脳みそでは、理解できましぇん…。

古事記と日本書紀などの宗像三女神(道主貴)の神話と伝説

三貴子
宗像三女神は、須佐之男命の御子神とされています。

須佐之男命と天照大御神の誓約(うけい)によってお生まれになりました。

須佐之男命は、黄泉の国から帰ってこられた伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が禊(みそぎ)をされた時にお生まれになりました。

伊邪那岐命が、左目を洗ったときにお生まれになったのが、太陽神の天照大御神

右目を洗ったときに、月の神様の月読命(つくよみのみこと)。

鼻を洗ったときに、須佐之男命がお生まれになりました。

この三柱の神様は、格別に貴い神様だったので、三貴子(みはしらのうずみこ)と呼ばれました。

須佐之男命は、海原を治めるように父神の伊邪那岐命に命じられました。

でも、黄泉の国に居られる母神の伊邪那岐命(いざなみのみこと)に会いたいと泣いてばかり。

とうとう父神に、

『どこへでも行け!勝手にしやふがれ!』

と追放されてしまいました。

黄泉の国に行く前に、高天原にいる姉神の天照大御神に挨拶に行きました。

須佐之男命が、ドスンドスンと歩くと、大地が震動し草木はざわめきます。

須佐之男命と天照大御神の誓約で生まれた宗像三女神

大地を揺るがして、高天原に上ってくる須佐之男命。

天照大御神は、須佐之男命が高天原を乗っ取りに来たと勘違いします。

そんな天照大御神に対し、須佐之男命が自分の潔白を証明するために誓約(うけい)を行いました。

誓約とは、占いによって吉凶や成否、正邪を判断することです。

『そうなら、結果はこうなる。そうでなければ、こうなる。』

というように、予め宣言を行って占いをします。

天照大御神が、須佐之男命の剣を天の真名井ですすぎ、噛み砕いて吹き出すと、美しい三姉妹の女神が生まれました。

しかも、とびきりの美人三姉妹です。

清らかな手弱女の宗像三姉妹が生まれたことから、須佐之男命には邪心がないことが証明されました。

宗像三女神は、須佐之男命の十拳剣(とつかのつるぎ)から生まれたので、須佐之男命の御子神とされました。

多紀理毘売命とはどんな神様?

古事記では宗像三女神の長女となっている多紀理毘売命(たぎりひめのみこと)は、どんな神様なのでしょうか。

日本書紀や宗像大社の社伝では、

  • 田心姫命(たこりひめのみこと・たごりひめのみこと)
  • 田霧姫命(たきりひめのみこと)

という別名もあります。

宗像大社では、沖ノ島にある沖津宮(おきつぐう) にお祀りされています。

市寸嶋比売命とはどんな神様 超絶美人て本当?

市寸嶋比売命
市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)は、どんな神様なのかというと…。

別名を狭依毘売命(さよりひめのみこと)と言い、日本人にものすごく人気のあるメジャーな神様です。

というのも、美人(?)の誉れ高い三姉妹の中でも、とびぬけて美しい女神様とされています。

また、美しいだけでなく、ご神力も非常に強い女神様です。

市寸島比売命をお祀りする神社で最も有名なのは、日本三景の一つで世界遺産の厳島神社です。

宗像大社では、辺津宮(へつぐう)にお祀りされています。

市寸嶋比売命は弁財天と同一神 金運や縁結びのご利益

弁財天
超絶の美女で水の神様という共通点から、弁財天と同一神としてお祀りされるようになりました。

弁財天は、もともとヒンドゥー教の女神であるサラスヴァティーという聖なる河とその化身とされる神様です。

大黒天やえびす神と同様に、弁財天は七福神の一柱で、音楽の神様、福徳の神様、学芸の神様、戦勝の神様です。

また、財宝を司ることから金運・財運向上のご利益があるとされています。

弁財天は、悪い縁をスッパリと切り、良い縁を結ぶという縁結びのご利益があるとされています。

一方、市寸嶋比売命は、海の神様・水の神様です。

海の神様ということは、豊漁の神様、航海・交易の神様となり、金運や商売繁盛のご利益が生まれます。

非常に美しい神様なので、美容のご利益もあるとされています。

金運、縁結び、美容、学芸、学問、勝負運などなど、市寸嶋比売命と弁財天はありがたいご利益満載の神様です。

お使いの白蛇は金運のご利益が有名

金運の白蛇
市寸嶋比売命(弁財天)をお祀りする神社は、龍と縁の深い神社が多いです。

弁財天のお使いは蛇で、その中でも白蛇は特にパワーが強いお使いです。

蛇(白蛇)は、脱皮を繰り返すので、再生を象徴して健康長寿・厄除開運のご利益もあるとされます。

また、昔から、蛇の抜け殻を持っていると、金運アップのご利益があるとされていきました。

このように、日本では、蛇と言えば古来から金運や仕事運、商売繁盛や縁結びのご利益があるとされています。

白蛇財布ラウンドファスナー 蛇革で金運効果は本物
本物の蛇革で作られた白蛇財布は、金運効果のパワーが違います。表面全体をダイヤモンドパイソンで覆い、しかも内側はお金を呼び込むゴールドシャンタン。スマートなデザインで、レディース用におすすめのラウンドファスナーです。大容量の使いやすさと抜群の耐久性で、納得のお値段です。

多岐都比売命とはどんな神様?

古事記では三女の多岐都比売命(たぎつひめのみこと・たきつひめのみこと)は、どんな神様なのでしょうか。

多岐都比売命の名前の意味は、川や海の潮流の流れが激しく速いさまを表しています。

多岐都比売命は、水の流れだけでなく、人の流れ、お金の流れ、時の流れなど、全ての流れを司る神様とされています。

宗像大社の中津宮(なかつぐう)にお祀りされています。

宗像三女神(道主貴)のご利益とご神格

宗像三女神(道主貴)は、水の神様であり道の神様です。

宗像三女神のご神格としては、

  • 水の神
  • 海の神
  • 道の神
  • 子守の神
  • 財宝の神
  • 交通の神
  • 技芸の神

があげられます。

また、宗像三女神のご利益としては、

  • 金運上昇
  • 財運向上
  • 富貴栄達
  • 商売繁盛
  • 航海安全
  • 交通安全
  • 安産祈願
  • 子授け・子宝
  • 子孫繁栄
  • 縁結び
  • 恋愛成就
  • 旅行安全
  • 学業成就
  • 技芸上達
  • 戦勝祈願
  • 国家安泰
  • 豊漁
  • 福徳円満

など、ありとあらゆるご利益が授かれます。

美しい女神様なので、恋愛運や縁結びのご利益は分かりますが、ご神力が強く戦のご利益もあります。

金運と縁結びのご利益の出雲大社と宗像三女神

出雲大社拝殿
宗像三女神をお祀りする宗像大社は、九州の福岡県にあります。

金運と縁結びのご利益で有名な出雲大社は、島根県にあります。

一見、遠く隔たっている宗像大社と出雲大社には、繋がりがなさそうに見えます。

しかし、出雲大社の主祭神 大国主命(おおくにぬしのみこと)と宗像三女神には、深いご縁があります。

多紀理毘売命と多岐都比売命は大国主命と結婚された

いろいろな説があって何が正解かは、sinsiにもわかりません。

なので、宗像三女神と大国主命について有名なものを紹介します。

多紀理毘売命と大国主命の結婚

大国主命
古事記によると、多紀理毘売命(たぎりひめのみこと)は、大国主命と結婚されました。

そして、阿遅鋤高日子根神(あぢすきたかひこね)と下照比売(したてるひめ)をお産みになったということです。

多紀理毘売命は、出雲大社の筑紫社(つくしのやしろ) にお祀りされています。

筑紫社は、出雲大社の本殿の西側にあります。

主祭神の大国主命は、本殿の東に西を向いてお祀りされています。

ということは…。

大国主命の正面には、多紀理毘売命がお祀りされている筑紫社があります。

もしかして、大国主命と多紀理毘売命は、想像以上にラブラブだったのかも…です。

でも、一説によると、多紀理毘売命は、一生独身でを貫き通したという説もあります。

多岐都比売命と大国主命の結婚

多岐都比売命(たぎつひめのみこと)も大国主命と結婚されました。

『先代旧事本紀(せんだいくじほんぎ)』によると…。

多岐都比売命は大国主命と結婚して、八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)と高照光姫命(たかてるひめのみこと)をお産みになりました。

市寸嶋比売命も大国主命と結婚したかも

市寸嶋比売命大国主命と結婚したという説があります。

こうなると、大国主命は、美人の誉れ高い宗像三女神全てを妃神としたメチャうらやましい(?)神様です。

これは、市寸嶋比売命が、神屋楯比売命(かむやたてひめのみこと)と同一の神様であるという説からきています。

一説では、神屋楯比売命は、先ほど紹介した多岐都比売命と同一神とも言われています。

神屋楯比売命は、大国主命と結婚して、八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)をお産みになったという説があります。

この辺りになると、どの神様が誰と同一神で、どんな神様なのかワケ分らんようになってきますね。

市寸嶋比売命の夫としては、京都の元伊勢と言われる籠神社(このじんじゃ)のご祭神 彦火明命(ひこほあかりのみこと)という説が有名です。

縁結びと金運のご利益もあるはず

宗像三女神は、金運や縁結びのご利益で有名な大国主命と結婚された女神様です。

ということは、金運と縁結びのご利益が期待できます。

また、多岐都比売命(たぎつひめのみこと)は、全ての流れを司る神様です。

もちろん、お金の流れも司っていらっしゃいます。

また、人の流れも司ることから、人と人の縁結びにもつながります。

また、宗像三女神も、全ての道を司る神様です。

道は全てを結ぶものです。

縁結びやお金との縁で金運のご利益があるのは当然です。

さらに、市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)は、財宝を司る弁財天と同一神としてお祀りされています。

金運はもちろんのこと、美容や恋愛成就のご利益もあります。

もちろん、縁結びのご利益も授けてくださる神様です。

宗像三女神は、ご神力が非常に強い神様なので、ありとあらゆるご利益が期待できるありがたい神様なのです。

宗像三女神とはどんな神様 まとめ

宗像三女神とはどんな神様なのかを、紹介しました。

人間か生きていくうえで、最も求めたい金運と縁結びのご利益がある神様です。

宗像三女神は、一緒にお祀りされていることが多いです。

でも、一柱で独立してお祀りされている神社もあります。

市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)は、独立してお祀りされている場合、弁財天としてお祀りされているケーズが多いです。

何れにしても、宗像三女神は様々なご利益を授けてくださるありがたい神様です。

あなたもぜひ、宗像三女神のご利益を授かってくださいね。

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